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旅に出ていつも痛感するのは自分の知識のなさである。
もっとこの国の歴史を知っていたら------。
もっと建物の様式に精通していたら-----。
文化にも疎く、言葉にも弱い(でも食べたり飲んだりには博学!)。
では事前にちゃんと下調べをし、学習してから行けばよいのでは?
残念ながらそれは違うのだ。
新たに仕入れた知識では、かって多感だった時代に
いやいやながら記憶し、イメージも湧かないままに白黒写真から
頭に植えつけた歴史や人物、建物や絵の名前 etc---。
それらの力強さにはとても太刀打ちできないのだ。
つまり、それらを実際に見て、「現物と自分の持っていたイメージ
との一致」を確認する作業。
これが旅の醍醐味であり、感動を更に増幅させる妙薬なのだ。
そのためには頭の中で風化しかけるまで温めて、ここぞという時
に取り出したい。
あ〜!
もっと勉強しておけばよかった-------------------------!
2006年8月11日(金)
早朝7:10の便で高知に向かっていた。
機中ではずっと新聞から目が離せないでいた。
「ロンドンでのテロ未遂」 これが最大のキーワードだ。
明日はそのロンドンに向けて出発する。
今年のRTWの第2弾となる「ヨーロッパ ビール巡りの旅」。
そのスタート地点がロンドンなのだ。
何というバッド.タイミング。
ヒースロー空港は厳戒態勢のようだ。
自動小銃を持った兵士達が猛犬を連れて闊歩している。
そんな絵が容易に想像できる。
スコットランドヤード? MI6? まさにシャーロック.ホームズや
ジェームス.ボンドの世界だ。
高知(竜馬)空港に着くやいなや友人の携帯に電話を入れ、
パソコンの前に座ってもらった。
明日のSQ(シンガポール航空)の空席状況を確認して
もらうためだ。
うまいことにCDG(フランス パリ)行きのFクラスに空席が
あるようだ。
8:30の便で大阪に取って返した。
高知は近い。朝の9時(始業)過ぎの時点でもう往復を完了
して、今日の仕事場のすぐ近くにいた。
普段より早いくらいだ。
車の中からSQの予約センターに電話を入れ、現在の
ロンドン便の状況とパリ便への変更の話をする。
パリ便への変更は勿論OK。但し、RTWチケットなので
根本的なルート変更をせねばならず、SQの大阪支店まで
行かねばならないとのこと。
盆休みの前日。今日は過密スケジュールで仕事を
こなさなければならない。
とてもその時間を作る余裕がない。
困っていると
「ロンドン便は多分大丈夫ですよ」
「出国時にかなり厳しいチェックを受けるとは思いますが、
入国時の規制は現在はありません」
「フライトキャンセルになることもないと思われます」
「なんでしたら出国便で使われるBD(ブリテッシュ.ミッドランド)
へ電話してみましょうか?」
その場で電話してくれたが、残念ながらBDは話中。
それではと電話番号を聞いて取りあえず話しを打ち切った。
一抹の不安はあるものの何とか気持ちは落ち着いてきた。
予定通りで大丈夫だ。
考えてみると、色々な意味で「現在、世界一安全な場所は
ロンドンなのではないのか?」
それなのに高い変更料やホテルのキャンセル料を
支払うこともないだろうに。
日本の新聞やテレビは必要以上に大袈裟に煽るから、
案外現地に行ってみると大した事なかったというのも
よく聞く話しだし--------。
その後やっと電話が通じたBDも「本日の便でも多少の
ディレイ(遅延)はありますが飛んでいます」とのこと。
さあ、ロンドン行き再決定だ!
* この日朝から高知へ飛んだのは、RTW航空券の重要なルールのためです。
そして、これは厳格に守らねばならないものです。
これで明日は大阪から出発することができるようにになりました。
詳しくはRTW2参照。
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